haruyuki's diary

高等遊民またはニート。新卒コンサル10年目でうつ発症し退職

人間は自分が何を考えているかすらわからない。だから、可能性があるという話

ブログを再開して二週間くらい経った。
毎日ひとつのペースで記事を上げてきた。

これをやってみて良かったことは、精神衛生が良くなってきたと感じる。そのことについて書きたい。

ブログは、自分の今の考えていることを(読んでる人からしたら微妙かもしれないけど)、人が受容できるレベルにまとめて、発信して、なんらかのフィードバックを得る。

この一連の流れで、良いのは自分の発言(ここでは考え方)に一定の責任を持つということにあると思った。

かの「7つの習慣」の序盤にこんな言葉がある。
自分の頭の中にある地図、思い込み、つまり基本的なパラダイムと、それによって受ける影響の程度を自覚し、理解するほど、自分のパラダイムに対して責任を持てるようになる。
ここでいうパラダイムとは、物事を見るときの色メガネのことで、常識や偏見や思想と行った人間のものの見方のこと。

考えを叙述するということは、曖昧なものを言葉にする必要がある。そのため、言葉にする過程で自分の考えていることを理解するようになる。理解した上で他者への影響をフィードバックを得ることで、責任を持つようになる。

自分の考えに責任を持てなければ、他者の言葉や考えも真の意味では理解できないものだ。未成熟な人々は、自分のとらわれている常識や偏見が通用しない状況に直面すると相手の考え方を反射的に否定することが多い。
これは、自分の考えに責任を持てていない、自立をしていない状態にあるということの証拠だ。

私は、どんなことでもブログを書くことによって内面世界を伝えていくことは、自分のことを理解するのにかなり良いツールになっている。これが、精神衛生が優れてくる理由になっている。

人間は、自分が何を考えてるかわからない生き物である。
これは逆に言うと、まだ顕在化していない知性をどんな人も持っているということもあるのだけど、これによって様々な悩みの方が先に表出してきてしまうのだと思う。

この、まだ現れていない未知の知性が自分にはある、という考え方はとても魅力的だ。ただし、そのためには自分のよって立っているところ(パラダイム)を理解して、謙虚に認めるところから始めなくてはいけない。

なので、今日もブログを更新する。

完訳 7つの習慣 人格主義の回復

完訳 7つの習慣 人格主義の回復